量子コンピューティングEXPOの来場案内
内 特別企画
オープンセミナー
量子コンピューティングの活用は、もはや遠い未来の話ではありません。
量子未来社会の実現に向け、量子技術はすでに多様な分野で動き始めています。
Quantum Squareでは、最先端の研究成果やユースケースを通じて、量子コンピューターの「現在地」を再発見いただけます。
下のタブからご覧になりたい日程をお選びください。
- 10月8日(水)
- 10月9日(木)
- 10月10日(金)
協力:(一社)量子技術による新産業創出協議会(Q-STAR)
【QC-1】 2025/10/8(水) 10:40~11:10
TOPPANの量子技術に関する取組紹介
TOPPANデジタル株式会社
量子・情報科学研究部
山中寛太、中川理夢
<講演概要>
量子技術は量子コンピュータを中心に世界的に驚くべき進化を遂げ、中でも実用化が近いとされている量子セキュリティ分野と量子化学計算分野は実現を見据えた準備が急務とされています。本セミナーでは、量子セキュリティと量子化学計算の技術概要や、量子技術を身近にする活動として量子ゲームまで、TOPPANが行っている取り組みについてご紹介します。
<経歴>
山中 寛太:
2018年に凸版印刷株式会社に入社、経営企画本部デジタルビジネスセンターに所属し、事業ポートフォリオ変革に向けた技術戦略の策定業務に従事。2020年から量子技術を活用した研究開発/事業開発を開始、特に量子セキュリティや量子機械学習に関するテーマを担当。
中川 理夢:
2019年に凸版印刷株式会社に入社、総合研究所でエレクトロニクス事業の研究・開発に従事。2021年から量子技術を活用した研究・開発推進を担当し、特に計算化学や量子アニーリングに関するテーマを担当。
【QC-2】 2025/10/8(水) 12:00~12:30
テーマ準備中
Classiq Technologies
セールスディレクター
今野 義丸
<経歴>
エンタープライズ営業・戦略的パートナーシップ構築で25年以上の経験。SaaS活用によるend-to-endソリューションを推進し、複雑な課題を成果に結び付け、テクノロジーとビジネスをつなぐことで価値創出を実現する
【QC-3】 2025/10/8(水) 13:20~13:50
量子コンピュータが変える5年後の世界:材料計算・流体計算への挑戦
株式会社Quemix
代表取締役CEO 社長
松下 雄一郎
<講演概要>
量子コンピュータの実用化が2030年頃に到来すると予想されています。いよいよあと5年後に迫った量子コンピュータ実用化時代において、特に材料計算や流体計算の分野で大きなブレークスルーを期待されています。その実現には一体どのような技術的なハードルを乗り越えなければならないのか、私たちQuemixの挑戦をご紹介いたします。
<経歴>
東京大学にて博士(工学)を取得後、マックス=プランク研究所(ドイツ) 研究員、東京大学 助教、東京工業大学(現 東京科学大学) 特任講師、東京工業大学(現 東京科学大学) 物質情報卓越教育院 特任准教授を経て、2020年9月より株式会社Quemix 代表取締役CEOに就任。
【QC-4】 2025/10/8(水) 14:40~15:10
富士通における量子コンピューティングへの取り組み
富士通株式会社
量子研究所シニアディレクター
近藤 正雄
<講演概要>
富士通は次世代コンピューティング技術として量子コンピューティングの研究開発に取り組んでいます。量子ゲート方式において、量子デバイスから基盤ソフトウェア、アプリケーションまで、すべての技術領域をカバーしています。誤り耐性量子計算や量子アプリなどのソフトウェア技術に特に注力する一方、ハードウェアは世界有数の研究機関と連携しながら、幅広く可能性を追求しています。富士通の最新の研究成果をご紹介します。
<経歴>
1995年東京工業大学大学院理工学研究科無機材料工学専攻博士課程修了、博士(工学)。同年(株)富士通研究所に入社、強誘電体メモリ、光スイッチなどの機能性材料デバイス、環境・エネルギー技術の研究に従事。2019年富士通研究開発有限公司CEOを経て、2022年より現職、現在に至る。
【QC-5】 2025/10/8(水) 16:00~16:30
Yaqumoが実現するFTQC
Yaqumo株式会社
代表取締役CEO
中小司 和広
<講演概要>
株式会社Yaqumoの会社概要やビジョン、我々が開発する冷却原子型量子コンピュータの特徴についてご説明します。特に他の方式に比べてどのような利点があるのか、どのようなロードマップを想定しているかについてお話しします。
<経歴>
2025- 株式会社Yaqumo 代表取締役CEO
2021-2024 ドリームインキュベータベトナム支社取締役
2017-2024 ドリームインキュベータ
2015-2017 東京大学大学院工学研究科修士課程 修了
2011-2015 東京大学工学部
協力:(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構
【QC-6】 2025/10/9(木) 10:40~11:10
量子で挑む新産業創出 ― NEDOの支援戦略
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
AI・ロボット部
工藤 祥裕
<講演概要>
量子コンピュータは、これまで解けなかった問題に挑み、未知のビジネスや産業を生み出す可能性を秘めています。NEDOはユースケース創出を中心に、ハード開発や人材育成など多面的な取組を進めています。本セッションでは、量子産業化に向けた支援施策の全貌をお伝えします。
【QC-7】 2025/10/9(木) 12:00~12:45
量子懸賞金事業① 量子はQuantum de NEDO!~異業種格闘技「量子懸賞金」~
ー共に戦い、共に喜ぶことのできる仲間を探していますー
東京大学 陳 袁博
株式会社 オープンソシオ 山口 章
〈Classiq | SoftBank〉 岡野 元基
株式会社 デンソーウェーブ 辻本 将隆
<講演概要>
陳袁博|東京大学|量子の性質がアートと出会う時、人の創造性はどこまで拡張されるのか?
山口章|株式会社オープンソシオ|温室効果ガス排出量最小化と強靭な事業継続計画の同時最適化
岡野元基|〈Classiq | SoftBank〉|次世代エアモビリティにおける無人航空機の異常検知技術
辻本 将隆|株式会社デンソーウェーブ|「こどもの夢を応援したい」こどものキャリア支援を目指して
【QC-8】 2025/10/9(木) 13:20~13:50
量子コンピュータのトレンドとユースケース
デロイトトーマツコンサルティング合同会社
OI&DS/シニアマネージャー
馬場慎一郎
量子コンピュータ分野における三菱ケミカルの取り組み
三菱ケミカル株式会社
Science & Innovation Center, Materials Design Laboratory, Senior Chief Scientist
高玘
<講演概要>
馬場 慎一郎:
量子コンピュータのビジネス展望 "量子コンピュータによる社会変革の方向性をビジネス側面から紐解きます。
量子コンピュータのグローバルなトレンドを整理し、社会実装に向けた足元の具体的な取り組みや課題感、中長期的な産業化に向けた展望をご紹介します。
高玘:
Harnessing the Generative Quantum Eigensolver for Next-Generation Materials Design
本講演の前半では、三菱ケミカルにおける量子コンピュータを用いた材料計算の取り組みについて概要を紹介します。特に、
1.NISQデバイスにおける実用的アプリケーションの開発方法
2.近い将来の実用化に向けた有効なFTQCアルゴリズムの構築
という二つの方向性に基づく研究事例を取り上げます。
講演の後半では、SIP国プロにおいてトロント大学およびNVIDIAと共同で進めている研究を紹介し、AI駆動型量子アプリケーションである
Generative Quantum Eigensolver (GQE) とその進展に焦点を当てます。具体的には、GQEの応用例として、量子コンピュータとAIを融合
することで材料探索を飛躍的に加速・高度化する可能性を持つ 量子マテリアルズ・インフォマティクス (MI) プラットフォーム の開発や、
半導体材料の精密なシミュレーション結果について紹介します。
【QC-9】2025/10/9(木) 14:40~15:10
量子技術の社会実装を進める:量子回路分割ライブラリで飛躍する計算力
PwCコンサルティング合同会社
Technology Laboratory/マネージャー 松本 光洋
ブラックボックス最適化共通ライブラリの研究開発
慶應義塾大学
理工学部物理情報工学科・教授 田中 宗
量子機械学習共通ライブラリの研究開発
国立大学法人東北大学
グリーン未来創造機構グリーンクロステック研究センター・教授 小松 一彦
<講演概要>
松本 光洋:
現在の量子コンピュータは大規模な計算に課題を抱える。量子回路分割ライブラリは、大規模な回路を小規模に分割し、適切な計算デバイスで実行するツールである。これにより、ユーザーは量子技術の発展を先取りし、量子技術のユースケースを早期に実現でき、新たなビジネス機会創出の可能性が広がる。本講演では、ユーザーが本ライブラリの活用イメージを持てるように、ライブラリの具体的な機能、OSS化の計画、利用シナリオを紹介する。
田中 宗:
新素材開発をはじめとした製造業などを中心とした様々な場面に現れるブラックボックス最適化を実行する、機械学習と量子コンピューティングを組み合わせた新手法を開発し、様々な課題に対して適用してきました。この手法を使いやすくするためのライブラリ開発を進めています。
小松 一彦:
量子とAIを融合した機械学習ライブラリ「qukit-learn」を開発中です。直感的な操作で量子アルゴリズムを活用でき、クラスタリングなど機械学習処理を高速・高精度に実現します。これにより産業応用へ貢献します。
【QC-10】2025/10/9(木) 15:45~16:30
量子懸賞金事業② 超戦士激突!勝つのはオレだ!量子懸賞金戦士
量子懸賞金事業②
超戦士激突!勝つのはオレだ!量子懸賞金戦士
ー新しい量子の世界を一緒に切り開きませんかー
高校生 / Quest I(クエストアイ) サブリーダー 添田 拓叶
慶應義塾大学 Timur Tuganbaev
ActLab(アクトラボ) 木南 雅彦
産業技術総合研究所/(株)デンソー 門脇 正史
<講演概要>
添田拓叶|Quest I (クエストアイ)|「量子技術 × 高校生 ― 体験が切り拓く未来への挑戦」
Timur Tuganbaev|慶應義塾大学|「量子バイオインフォマティクス」薬剤耐性菌の栄養競争による排除法
ActLab(アクトラボ)|AIによる量子シミュレーションの効率化
門脇 正史|産業技術総合研究所/(株)デンソー|AI quantum-computing Scientistの実現
協力:blueqat(株)
【QC-11】2025/10/10(金) 10:30~11:00
半導体技術で進化する量子コンピュータ
blueqat株式会社
代表取締役
湊 雄一郎
<講演概要>
半導体技術を用いた全く新しい次世代量子コンピュータが今年から登場しています。小型で高性能、低消費電力であるとともに、既存の半導体工場でチップの量産が可能となり、実用化と普及に向けて大きな転換点を迎えています。
<経歴>
東京都生まれ。東大工学部卒業後、隈研吾建築都市設計事務所を経て2008年MDR(現blueqat)設立。異能vation最終採択、ImPACT補佐、さきがけ量子情報領域アドバイザーを歴任。現在SEMI量子コンピュータ協議会委員長。研究は深層学習・量子機械学習・テンソルネットワーク等。
【QC-12】2025/10/10(金) 11:30~12:00
クオンタムシティ構想実現に向けた取組みの紹介
株式会社長大
事業戦略推進統轄部 クオンタム推進部
高野秀隆
<講演概要>
量子×AI×IoTで都市課題を解く「クオンタムシティ構想」を紹介。防災、物流、モビリティ、金融、エネルギーの各領域で進める実証、データ連携基盤、人材育成等を提示。地域展開モデルと段階的マイルストーンを示し、産学官の共創参加を呼びかける。成果を再現可能なソリューション群としてパッケージ化し、全国の自治体・企業とスケールを図る。ともに「量子が回る街」を実現する。
<経歴>
千葉大学大学院修了。建設・不動産業界、IT企業創業経験し、2022年に(株)長大クオンタム推進部部長、東北大学特任准教授、QSTARクオンタムシティ推進部会長就任。2023年に日本量子コンピューティング協会代表理事、2024年に日本生成AI協会代表理事及び2025年に山梨市クオンタムシティ推進プロジェクトCOO就任。
【QC-13】2025/10/10(金) 12:30~13:00
量子コンピューティング、HPC、AIの融合および最新半導体量子コンピュータBell-1
ビジュアルテクノロジー株式会社
代表取締役
鬼澤 慎
<講演概要>
量子コンピューティング、HPC、AIをEnterpriseでの利用だけでなくPersonalで誰でも扱えるテクノロジーとして、全ての分野に拡大普及させます。そのためにこれらの最新技術を用いたシステムおよびサービスの提供することで産業界の発展と地域創生、活性化を実現させることをミッションとして取り組んで参ります。
<経歴>
ビジュアルテクノロジー株式会社代表兼日本量子コンピューティング協会(JQCA)理事
Dec Alpha CPUを用いて日本初の分散メモリ型並列クラスタ計算機を手掛け、HPCビジネスを切り拓いたパイオニア。スーパーコンピューティング分野で30年以上普及に貢献。量子・AIと融合した技術で産業と地域創生に挑む。
【QC-14】2025/10/10(金) 13:30~14:00
量子国家への道:JQCAが描く人材育成戦略と未来の展望
一般社団法人日本量子コンピューティング協会
認定講師
辰巳 義明
<講演概要>
日本量子コンピューティング協会(JQCA)は、量子技術の社会実装に向け、ジェネラリスト・エンジニア・プロという3つの講座を軸に体系的な量子人材育成支援をしています。本講演では、無料学習動画プラットフォームや資格制度、学生支援、企業マッチング支援まで、JQCAの一貫した量子人材育成支援策を紹介します。
<経歴>
株式会社エーディアンドアイ取締役。主業務はテクノロジー領域への投資事業。ITやAIなどの技術トレンドの調査と企業分析を通じて視野を広げる中、量子コンピューティングに強い関心を抱くようになり、量子ジェネラリストおよび量子エンジニア(ゲート式)エントリーコースの資格を取得。現在はこれまでに培った知見を基盤に、企業の事業戦略や研究開発プロセスに量子技術を効果的に取り入れるための実装支援・アドバイザリーを行う一方で、日本量子コンピューティング協会の認定講師として量子コンピューターの普及と人材育成に取り組んでいる。
【QC-15】2025/10/10(金) 14:30~15:00
〈みずほ〉における量子コンピュータ活用研究
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社
サイエンスソリューション部 課長
宇野 隼平
<講演概要>
〈みずほ〉において、量子コンピュータの活用に向けてどのような研究開発をしているのか、量子コンピュータが使える時代にどのように備えているのか、を概説する。
<経歴>
博士(理学)。2011年みずほ情報総研(現:みずほリサーチ&テクノロジーズ)入社。物理シミュレーションの知見を基に、量子コンピュータの金融応用アルゴリズム開発を推進。2022年よりサスティナブル量子AI研究拠点(SQAI)副プロジェクトリーダー兼務。現在は課長として、量子技術の研究開発から事業化までを統括。
【QC-15】2025/10/10(金) 15:30~16:00
量子コンピュータの実課題応用に向けて:量子化学計算・流体計算・機械学習への展開
株式会社Quemix
代表取締役CEO 社長
松下 雄一郎
<講演概要>
量子コンピュータの実課題応用が注目され、実用化を見据えた研究が加速しています。Quemixでは「量子化学計算」「CAE計算」「機械学習」で量子アルゴリズム開発を推進。本講演では最新成果やユースケースを紹介し、企業との共同研究による理論から実装・応用までの具体的展開をご紹介します。
<経歴>
東京大学博士(工学)取得後、マックス=プランク研究所研究員、東京大学助教、東京工業大学(現 東京科学大学)特任講師・准教授を経て2020年Quemix CEO就任。現在、東京大学大学院理学系研究科特任准教授・東京科学大学特任准教授、QST量子材料理論プロジェクト・プロジェクトチーフを兼任。
Quantum Squareへの事前登録は不要です!当日は会場までお越しください。
※資料の配布はありません。
※プログラム、講演者が変更になる場合がございます。
【無料】特別講演も開催!下記からお申し込みください。
量子×AIが拓く未来
(国研)産業技術総合研究所
量子・AI融合技術ビジネス開発
グローバル研究センター
副センター長
堀部 雅弘 氏
【ビジネス入門】量子コンピューティング基礎講座
大阪大学
大学院基礎工学研究科 教授
藤井 啓祐 氏
日本発・量子技術の
グローバル展開
(一社)量子技術による新産業
創出協議会(Q-STAR)
代表理事
島田 太郎 氏